東京8号線延伸(豊洲~住吉)が実現へ動く

新駅建設構想でまちづくりも

江東区民の長年の悲願である地下鉄8号線(豊洲駅から住吉駅)の延伸構想が実現に動きつつある。
今回、江東区役所をはじめ沿線の各区施設で、整備計画概要、効果、検討経緯などの理解を深める目的でパネル展を開催した。

それを機に、江東区役所土木部地下鉄8号線事業推進担当長課長である小林秀樹氏が今後の動向などについて説明。
江東区は東西の鉄道インフラは豊富ですが、縦の路線はバス頼みが弱点。
1982年には帝都高速度交通営団(現東京メトロ)が豊洲~葛飾区の亀有までの免許申請がなされ、南北交通の一手段として検討はかねてよりあり、その後、江東区も参加する「地下鉄8・11号線促進連絡協議会」は第1段階として、豊洲~住吉間を推進することを確認した。

16年4月に公表された国土交通省「交通政策審議会答申」の「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」では、同区間は「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」に位置付けられ、高い評価を受けた。
一方、東京都も今年6月に、江東区に対して「今年度中を目途に、地下鉄8号線延伸のための事業スキームの構築に向け取り組む」方針を示したほか、国や江東区も参画する「東京圏における国際競争力強化に資する鉄道ネットワークに関する検討会」では、同区間を対象とした検討を開始。

江東区は、16年度から「地下鉄8号線建設基金」の積立額を年間5億円から10億円に増額、基金残高は今年度末で60億円に。
総事業費は約1500億円を超えるとの試算があり、それぞれの事業・参画主体で分担する構想がある。

実現の暁には、豊洲~住吉間を9分で移動可能。最大混雑率も東西線は195パーセントが176パーセントに、京葉線は182パーセントから171パーセントにそれぞれ緩和。

江東区としては、豊洲駅と東陽町駅の間に、東陽町駅と住吉駅の間にそれぞれ新駅構想に意欲をもつ。
沿線には新たな賑わいやまちづくりがうまれる可能性もあり。

(地域ライター 長井雄一郎)

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