郷土資料館 企画展「再発見! いたばしの遺跡」開催 1月19日から

板橋区内には、茂呂遺跡・稲荷台遺跡・小豆沢貝塚など、多くの遺跡がある。
私たちが暮らしている『いたばし』には、いつから人がいたのでしょうか?
南関東では、およそ4万年前の生活の跡が最も古い時代と考えられ、西台後藤田遺跡では、同最古級の資料が見つかっている。
この他にも、岩宿遺跡に次ぐ国内で2例目の発掘調査事例となった茂呂遺跡など、旧石器時代を研究するうえで重要な遺跡が数多く調査されてきました。

また、旧石器時代に続く縄文時代でも、一時縄文時代最古とされた稲荷台式をはじめ、縄文時代前期の標識資料とされた四枚畑式など、考古学的に知られる遺跡が数多く存在しています。
更に、四葉地区の遺跡では居住内貝塚と共にイノシシを模したと考えられる獣面把手や縄文土器が出土しています。
こうした旧石器時代と縄文時代の遺跡や出土資料から得ることのできる情報を元に、区における人の生活の始まりとその内容について紹介。

板橋区立郷土資料館では、それぞれの時代に使用されていた石器や土器などを展示するとともに、その実物資料からどのような情報が読み取れるかを紹介している。
今回の展示を通じて、実物資料に対する理解を深めて頂きたい。
入館無料で土日も会館しているのはありがたい。ぜひ、一度行ってみてはいかがだろうか?

板橋区の遺跡豆知識

茂呂遺跡は、昭和26年3月「オセド山」と呼ばれる独立丘陵を通る切り通し道路の断面で、土器などが発見されました。
その後、同年7月に発掘調査が実施され、旧石器時代の調査としては、群馬県岩宿遺跡に次ぐ全国2例目の調査となり、縄文時代より古い旧石器時代の文化が日本に普遍的に広がっていることがわかりました。
また、この調査で出土したナイフ形石器は、非常に特徴的な形態をしていることから、「茂呂型ナイフ形石器」と名付けられました。
遺跡は、昭和44年に、遺物は平成11年に東京都の文化財に指定されています。
現在は東京都の公園用地となっていますが、樹林保護のため立ち入ることはできません。

稲荷台遺跡は、東京都板橋区稲荷台にある縄文時代早期の遺跡

1937年(昭和12年)、当時の稲荷台小学校(現在の板橋区立加賀小学校)前の地中から少年が土器を掘り出したことから遺跡の存在が確認された。

1939年(昭和14年)から本格的な発掘調査が実施され、褐色土と関東ローム層の間から、器面全体に縦の撚糸文が施された尖底土器が発見され、出土した土層や一緒に出土した既知の他形式土器の推定年代より、当時としてはもっとも古い時期に相当する縄文土器であるとして注目された。
現在は加賀小学校前に記念碑が残るだけであるが、発見された土器と同形式の土器は「稲荷台式土器」と呼ばれている。

小豆沢貝塚は、北区西ヶ原とともに東京の二大貝塚の一つで、その規模は小豆沢全域にわたる大きなものであるところから、ここには大規模な集落が存在したものと思われる。
このあたりが区画整理された際に、小豆沢神社付近から発見された多数の縄文・弥生の土器、鉄鏃、石皿、その他の出土品は東京国立博物館に収蔵されている。
しかし、この貝塚もほとんど住宅の下に埋もれ、わずかに龍福寺墓地の一角にその片鱗を残すのみとなっている。

◯開催期間 平成31年1月19日(土)〜3月24日(日)
午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分)※月曜休館(ただし祝日の場合は開館・翌日休館)
◯開催場所 板橋区立郷土資料館 板橋区赤塚5の35の25
◯アクセス 都営三田線西高島平駅下車徒歩13分
◯費用 入館無料

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