ちよだ文学賞 ちよだジュニア文学賞授賞式開催大賞に訪橋美喜さんの『アティチュード』

千代田区は神田神保町の書店街や美術館、博物館があり、多くの文学者が好んで居住していた。
区の持つ文化や歴史の魅力をアピールするとともに、文学の担い手を発掘するために「ちよだ文学賞」を実施し今回で13回目を迎えた。

第13回ちよだ文学賞大賞は、訪橋美喜さんの『アティチュード』。
大賞とは別に区の魅力をアピールする作品を「千代田賞」として表彰。
今回は岡田三千代さんの『ここは秋葉湯、アキバの湯』が選ばれた。

また、子どもたちに小さい頃から活字に触れてもらうきっかけづくりとして「ちよだジュニア文学賞」も合わせて実施。
受賞者は、中学生の数野ほのかさんによる『二人の私』、小学生からは、井町知道さんの『妖怪探偵』、堂樹希さんの『世界で一番幸せな犬』、板倉羽さんの『つばさの料理店』を選出。

これを記念し、神田古本市が開かれている27日に、神田神保町で「第13回 ちよだ文学賞 ちよだジュニア文学賞」の授賞式を開催した。
主催者を代表し石川雅己区長が挨拶。
大賞および最終選考候補作品をまとめた作品集は、一冊500円で区役所、三省堂書店、東京堂書店で販売。

大賞作は、選考委員の評価は非常に高く、逢坂剛氏は「物語の推進力も素人離れしている」、唯川恵氏は「女性の心の内を巧みに描き出している」、角田光代氏は「正義というもろさを端的に鋭く描いている」と講評した。

第14回ちよだ文学賞は来年4月30日が締め切りで大賞1編賞金100万円を予定。
作家デビューを目指し、健筆を奮ってみよう。
応募先は千代田区役所文化振興課「ちよだ文学賞」係まで。

(地域ライター 長井雄一朗)

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